根知男山 蔵元分離酵母仕込（赤）2021

【根知男山】渡辺酒造店について

明治元年（1868）創業以来、新潟県糸魚川市根知谷で150年にわたり酒造りを続けております。2003年からは自社栽培を始めて、現在ではほぼ全量自社栽培米で酒造りをしております。

根知谷は標高110ｍから250ｍ東西の緩やかな傾斜地で、冬は雪が2～3ｍ降り積もる豪雪地帯です。良質で豊富な水が流れ、風通しが良い谷のため、良質の酒米が生産されます。

栽培品種は、新潟県オリジナル品種　早生（わせ）の「五百万石」と晩稲（おくて）の「越淡麗」のみで、品種特性と産地特性のベストマッチで最高品質の酒造好適米を目指しています。

近年米作り農家は高齢化が進み、後継者不足が深刻化しておりますが、弊社では酒造技能者だけでなく、農業後継者の育成も兼ねて、若い世代のスタッフが苗つくりから酒造りまで一貫生産に取り組んでおります。

根知谷は雪深い山里ですが、農村の原風景を今に残す自然豊かな田園地帯です。豊富な雪解け水で春の農作業が始まり、秋の収穫を終えると、また雪の中で酒造りが始まります。

日本百名山の雨飾山を東にいただき、緩やかな傾斜地に広がる棚田は、高品質米を産出します。豊富な水と米、そして雪に囲まれた酒造環境で、毎年毎年根知谷の恵みを頂きます。

DOMAINE WATANABE BLENDED

DOMAINE WATANABEは、2021年2月にリリースした新しいブランドです。原料米の自社栽培に取り組んで19年目の2021年、ほぼ全量自社栽培米での酒造体制を確立しましたので、ドメーヌをブランド化しました。酒造技術だけでなく、米作りからすべて自社で取り組むことの価値、面白さをお客様に届けることを目指しています。

※ドメーヌとは…フランスのブルゴーニュ地方で使われる言葉で、自社でブドウの栽培から醸造、熟成、瓶詰めまでを行う生産者のことを意味します。

このブランドには「BLENDED」と「VINTAGE」をご用意しておりますが、とりわけ気軽に呑みやすく仕上げております「BLENDED」をお奨めします。数種類の原酒をブレンドして、カジュアルに食事のシーンにお使いいただき、今まであまり日本酒を飲む機会の無かった皆様にも楽しんでいただければ幸いです。